2013年1月25日金曜日

免許合宿日記1:お好み焼き屋のイケメンが、僕の部屋に乱入してくるの巻

1月24日から免許合宿で香川県観音寺市に滞在しています!

今日は男子寮でちょっとした事件があったのでご報告です。

今日は20時半まで学科の授業がありました。

食事をして21時過ぎに男子寮に帰ってきたところ、
男子寮の共同スペースに酔っ払っている子がいて
「一緒にのま~ん?」って誘われました。

仕事もあったので丁重にお断りして、
部屋に入ったところ数分後にドアが「ドンドン!」

彼が入って来ました(笑)

別に怖い感じの人でもなかったので
まぁいいかと思って僕の部屋で15分くらい二人で話をしました。

彼は兵庫県西宮に住む21歳(長髪のイケメン)。

「西宮で一人でお好み焼き屋やってるんすよ!」

と言うので驚きました。

20歳のときにお母さんの経営していたお店を継いだそうです。

これまではお母さんが車で仕入れ先を回ってくれていた
そうなんですが、お母さんのへルニアが悪化してしまって
彼が仕入れをするため免許を取りに来たそうです。

「母親の仕事を3年見て、1年修行してようやく焼けるようになった」
と言うお店自慢のお好み焼きは、

「大阪のとは全然違う。大阪は中まで火を通すから簡単だけど、うちのは中の生地をわざと半生状態にしてとろみを出すんです。焼けるようになるまで大変なんですけど、これが美味いんです!」

とのこと。

このほかにも肉屋と仲良くならないと卸してもらえないという
希少部位「あごすじ」をつかった鉄板焼きはコリコリとした食感がウリ。

牛の内臓のアブラを揚げた「あぶらかす」を入れたそば飯は、
独特の旨味と甘みがよくそばに絡んで絶品だそうです。

20席以上あるお店を一人で切り盛りするのは
めちゃくちゃ大変みたいなんですが、
本当にいまの仕事が好きみたいです

「将来はどういうお店にしたいの?」

と聞いてみると、

「自分で切り盛りできる範囲でお店を続けていきたいです。
いい奥さんを見つけて一緒にお店をやれたら最高です。
子どもが好きなので、自分の子どもにお好み焼きを食べさせたいです」

とめっちゃ笑顔で返されました。
いい夢です。

それを聞いて思わず

「俺の夢ってなんだっけ・・・」と自問自答。

いまの僕は彼のようにはっきりと語れるような夢は持てていないです。
彼に僕の夢を訊かれなくてよかったと思ってしまいました。

15分くらいしか話はしませんでしたが、
この免許合宿の忘れられない思い出になりそうです。

もちろん、彼のお店、聞いておきました!
西宮駅すぐの「ゆうゆう」だそうです。

お好み焼き、あごすじ焼き、そば飯、
絶対美味いです!

お近くの方はぜひ。

「自動車教習所で会った松原真倫の紹介」と
声をかけるとオマケしてくれるように頼んでおきました(笑)

それではまた。

2013年1月12日土曜日

松浦正浩先生「交渉を科学する」@東大UTalk

今日は東大の研究者が、東大内のカフェでトークするというイベント「UTalk」に行ってきました。(写真を見るとなぜか僕だけニヤけています。なんでいつもこうなんだろう・・・)

今日は松浦正浩先生が「交渉を科学する」というテーマで1時間講演。交渉学の基礎から入り、松浦先生が現在取り組まれている「共同事実確認」という社会的合意形成手法のお話も聞くことができました。(共同事実確認についてはこれが詳しい

「共同事実確認が成立するケースはそれほど多いとは思えないのですが・・・」という僕の質問にも、事例を交えて丁寧に答えていただきました。この手法は「場を設けることによって科学的分析の過程を明らかにする」ことが狙いのようです。僕自身の研究課題としても、社会的合意形成手法として討論型世論調査と共同事実確認の手法を比較することにも取り組んでいきたいと思います。

松浦先生がご著書『実践!交渉学』(ちくま新書)を持ってきてくださっていたのでパラパラ読みましたが、新書としては学術的な内容もしっかりと入っていて、かなり勉強になりそうでした。すぐに注文。

あと松浦先生が持ってきていらっしゃった、留学時代のハーバードの交渉学テキストがやばかった。参考文献リストとか論文とかががっちりまとめられていて、1ページ目には担当教員の挨拶文。この大学教育のクオリティを見ると留学せずにはいられませんね・・・。


最後に。先生が「MITから帰ってきて大手シンクタンクに入った。自治体の都市計画系イベントのチラシをつくる仕事が多かった。4年勤めてこのままじゃいけないと思って、仕事を辞めてMITに戻った」と仰っていたのが印象的でした。先生は、「シンクタンクは顧客が持ってきた仕事をやるところだからしょうがない」と仰っていましたが、チラシづくりはMIT帰りの人がやる仕事じゃないですよね。シンクタンク、行くの止めようと思いました(苦笑)

2013年1月10日木曜日

大学生が一人で高校の検定教科書をつくっちゃった件


大阪市立大学HPより

ノウハウのある専門系出版社が大物の研究者を何人も使って完成させていたのが教科書業界のセオリー。

それを1人の大学生が「こういう教科書があったらいいのに」という思いをもとに教科書出版までこぎつけたのが本当にスゴい!一人暮らしをする大阪から何度も文科省に出向いて調整作業を重ねたそうです。

今年の4月から工業高校の先生になるそうですが、新任の先生が自分のつくった教科書で授業するなんてかっこ良すぎる!尊敬尊敬尊敬です。

2013年1月9日水曜日

80歳の祖母の俳句教室に「組織論」と「アントレプレナーシップ」を学ぶ

80歳の祖母が今年4月から、子育て世代のお母さんたち向けの俳句教室を始めることにしたそうです。祖母は55歳から俳句を始めて、65歳で自分の俳句教室を立ち上げ、80歳になったいま、3つの地域で俳句教室を開いています。

教室の生徒さんの高齢化が進み(なんせ講師は80歳ですし笑)、世代交代をしなければと思っていたところ、生徒さんから「豊島区の区民広場に集まっているお母さんに俳句を教えたらどうか」というサジェスチョンがあったそうです。

祖母は教室立ち上げのサポートはするそうですが、講師も世代交代ということで、運営は生徒さんにお任せすることに。生徒さんと協力しながら4月の立ち上げに向けて準備を進めているそうです。

この話を聞いて、良い組織というのはまさに生物のように新陳代謝をしながら形態を変えて、生き残っていくのだなと思いました。果たして祖母の俳句教室は、お母さん世代を取り込んで組織の「細胞」の若返りを一気に進められるのか(いっそのこと赤ちゃんにも早期教育で俳句を教えちゃえばいい笑)。続報が楽しみです。

「俳句」という日本の伝統文化を通じて、高齢者と子育て世代の世代を越えた交流が進んでいくのもこのプロジェクトの大きな魅力だと思います。祖母の俳句教室の話を聴いて、アントレプレナーシップに年齢は関係ないと再確認しました。


がんばれー!おばあちゃん(^o^)


2013年1月1日火曜日

あけましておめでとうございます。

情けないことに2012年初風邪を12月30日夜に発症しました。頭が痛くて読書も作業もできないので、YouTubeで趣味の政治動画鑑賞をしながら年越し。橋下大阪市長の記者会見は最高に面白くていつも楽しみにしているのですが、今日は初めて小泉進次郎議員の国会質問(vs岡田前副総理)をじっくり見て、非常に刺激を受けました。

質問を受けた岡田さんは最初はのらりくらりと質問をかわしていくのですが、徐々に本音を引き出されて「(小泉進次郎)委員は若いですし、私も少し率直に、いまの立場を踏み外してでも議論したいなという気になってきますので・・・(苦笑)」(42分くらいのところ)なんて言ってしまってます。二人の政策的な考えが非常に近く、岡田さんが進次郎議員に好感を持っていることがよくわかる、おもしろいシーンでした。

これまで僕自身も進次郎議員の実力をはかりかねていましたが、この動画を見てかなりのものだと思いました。彼は2012年12月の選挙で2回目の当選を果たしたわけですが、与党議員になるのは今回が初めて。本当の力が問われるのはこれから、ということで、僕の2013年は彼に注目する1年になりそうです。